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中小企業診断士 理論政策更新研修とは?~制度概要や選び方、口コミを徹底解説~

こんにちは。中小企業診断士の森琢也(LSP×Coaching代表)です。

よく中小企業診断士になりたての方から、
理論政策更新研修の選び方を質問頂くので
本日は、実際の講師観点も交えて、制度概要と研修選びのポイントを解説します。

ちなみに、2020年6-7月現在は、オンライン研修を実施中のため、
この点は要チェックです。

※なお、私が担当する実地研修ではレゴ®シリアスプレイ®を取り入れて実施しております。


<目次>

はじめに

1.中小企業診断士 理論政策更新研修とは
(1)中小企業診断士の資格更新要件
(2)理論政策更新研修の内容
(3)中小企業診断協会に所属しないデメリットはあるか?
(4)実はこんな手もある・・・

2.理論政策更新研修 選び方のポイント
(1)日程優先で選ばない
(2)中小企業診断協会だけを候補としない
(3)座学中心なのか、演習やワークがあるのか?
(4)2020年6-7月の”今こそ”理論政策更新研修を受講すべき理由

3.理論政策更新研修を実施している団体・企業
(1)一般社団法人中小企業診断協会
(2)株式会社実践クオリティシステムズ
(3)株式会社経営教育総合研究所
(4)株式会社あきない総合研究所
(5)株式会社タスクール Plus
(6)株式会社大塚商会


はじめに

現在、私自身が実践クオリティシステムズ社で
講師を務めており、完全に中立的な立場で
この記事を書くことはできません。

一方で、実践クオリティシステムズ社以外でも
2社で講師経験があり、2年連続で平均集客数1位を獲得した経験や、
大手資格予備校の講師も務めている関係で得られる様々な情報もあり、
この記事を通じて、理論更新研修について情報収集している皆様のお役立て頂ければ幸いです。

※もし内容に認識誤りがあればこっそりご指摘をお願いします。

 

 

1.中小企業診断士 理論政策更新研修とは

(1)中小企業診断士の資格更新要件

中小企業診断士の資格有効期限は5年間
その間に、以下の要件を二つ満たすことが求められています。

・専門知識補充要件:理論政策更新研修受講等5回以上
・実務従事要件:診断助言業務に従事等30日以上

いずれも、「等」という文字が入っている点が重要でして
例えば、専門知識補充要件については研修を5回受ける代わりに
論文提出すればOKだったりもします。
(ただ、ほとんどその例を耳にしませんが・・・)

理論政策更新研修は、5年間のうちに5回なので、
毎年1回ずつ受けるのもいいですし、
5年目に慌てて5回受けることも可能です(←たまにお見掛けします)。

実務従事要件についても、「企業勤めなので実際にコンサルしてない!」
という場合、診断協会や実践クオリティシステムズ社で行っている
実務従事・実務補修に参加頂ければ、要件クリアができます。

余談ですが、理論政策更新研修は大体約6000円(税別)/回が相場です。
つまり、5回受けると約30,000円の出費となります。
「高い!」と感じるかもしれませんが、他の国家資格(社労士など)に
比べると資格維持費は驚くほど安いです。笑

 

(2)理論政策更新研修の内容

中小企業診断士の更新要件として、「新しい知識の補充」が
挙げられており、それを行う場として理論政策更新研修が提供されています。

時間は4時間と決まりがあり、内容も「中小企業白書に基づく中小企業政策の動向」と
「最近の診断に関する理論及びその応用」の2つを行うことと定められています。

特に、「最近の診断に関する理論及びその応用」部分が講師の特色・違いが
出る部分であり、ご自身の興味に沿うものかどうか見極めることをおススメします。

 

(3)中小企業診断協会に所属しないデメリットはあるか?

中小企業診断士に合格すると、迷うことの一つが
協会に所属するかどうかという点かもしれません。

私自身は合格時まだ企業勤めだったため、協会に所属して、
「仕事のオファーを得たい」という想いは無く、ただ気になったのは、
「資格更新手続き上、デメリットが生じるか否か」でした。

 

結論を申し上げますと、デメリットはありません!!

 

昔は協会に所属しないと更新研修の日程連絡をもらえないという噂(?)も
ありましたが、今やWEB検索すれば研修日程はすぐわかります。

手続きもWEBで調べられます。どうぞご安心ください。

ついでに、更新手続き以外に協会に所属するメリットについては・・・、
おそらく人それぞれだと思います。
一つ確実に言えることは、ただ所属するだけではダメです。
待ちの姿勢では何も得られないのが中小企業診断士の世界です。
(ちなみに私は10年間一度も協会に所属したことがありません。。スミマセン)

 

(4)実はこんな手もある・・・

実は、理論政策更新研修を受けず修了証をもらう方法もあります。
その方法は・・・、理論政策更新研修の講師を担当することです。

提供される側から、提供する側へ。
お金を払う立場から、もらう立場へ。

理論政策更新研修を行っている団体・企業によって講師採用の手法は
異なりますが、広く門戸を開いている団体・企業もあります。
ご興味があれば、まずは理論政策更新研修の講師に尋ねてみるのも
一つの手段だと思います。

 

 

2.理論政策更新研修 選び方のポイント

(1)日程優先で選ばない

多忙な方ほど、なかなか研修日程を調整することも
難しいかと思いますが、もしご自身の興味に合致しない研修を選ぶと
死ぬほど退屈な4時間“を過ごすことになります。

ちなみに、当然ですが、研修中の居眠りはご法度です。
また、内職(読書やPC操作)もNGです。

もし見つかった場合は、研修修了証がもらえません。
当たり前っちゃ当たり前の話ですね。

 

私が過去参加したある協会主催の研修では、
デカデカと「居眠り・内職禁止」と張り出され
見回りの方が多数巡回していました。

個人的には、取り締まり強化よりも、
「眠くならない研修の提供」に力を入れてほしいなと感じましたが…。

 

 

(2)中小企業診断協会だけを候補としない

実は、診断協会以外の団体も理論政策更新研修を実施しています。
きちんと経産省や中企庁の認可を受けて、正式な修了証発行も行っています。

診断協会主催の研修に参加される方がまだまだ圧倒的多数であり、
1回に300人以上集まる研修もあるようですが、
協会主催以外も選択肢に入れると研修日程も研修テーマも選択肢が増えます。

 

あくまで個人的な感覚・実感ですが、
協会以外の団体・企業が主催している研修の方が、
ユニークで工夫されているケースが多い印象です。
(もちろん、すべてと言うわけではありません。)

 

ちらりと裏事情を話すと、協会以外の団体・企業は、
講師料や会場費をペイして利益を出さなければならないため、
講師選びもコンテンツの磨き込みも必死なのです。。

例えば私の場合、研修に レゴ®シリアスプレイ®のメソッドを
織り込んで、楽しく集中して参加できるコンテンツを作り、
毎回内容をブラッシュアップさせています。

 

(3)座学中心なのか、演習やワークがあるのか?

なかなかわかりづらいところですが、
個人的に重視して頂きたいのは、
研修内容が座学中心なのか、演習やワークがあるのか、です。

みなさまは違うかもしれませんが、
私のような人間はずっと座りっぱなしだとすぐ睡魔に襲われます。

アンケートを取ってみても、座学中心の研修は
参加者評価が低く、退屈であったり眠くて仕方がないようです。

もうすこし真面目な側面でお話をすると、
インプット重視の学習よりもアウトプット重視の学習の方が
学習効果が高いという研究成果もあります。

少し極端に言うと、延々と講師が一方的に話すだけの研修は、
前時代的で学習効果が低いのです。。

ですから、一部の講師は研修を工夫して
参加者を前のめりにする研修を提供しています。

例えば、私の場合、そういった観点を重視して、
ワークや演習の時間を多く取り入れ、
実地研修ではレゴ®シリアスプレイ®も行っています。

(4)2020年6-7月の”今こそ”理論政策更新研修を受講すべき理由

コロナ渦の影響で、2020年3月以降の実地研修は
すべて延期となりました(2020年6月19日現在)。

また、2020年7月31日までの間に更新登録申請が必要な方に対して、
有効期間を6ヶ月間延長する措置を取っています。

 

そんな中で、時限処置として中企庁よりリモートネットワークによる
理論政策更新研修(以下、オンライン研修)の導入が発表されました。

 

私自身、既に一度実施しましたが、
予想以上に参加者から好評で驚きました。

 

特に多かった声は、「移動時間のロスを無くせた」という意見です。

なかにはシンガポールからご参加頂いた方もいらっしゃいましたが
例え東京在住の方であっても、往復で1~2時間のロスは当たり前です。

「時は金なり」といいますが、時間は大事ですよね。

 

一方で、「オンラインの方が集中できた」という声も多くありました。

特に私の研修は、グループワークも多いのですが、
Zoomの機能を活用することで、「会議室のように周りを気にせず
ワークが出来た」という声が多かった点も意外でした。

 

時限制度で今後どうなるのかわからないので、
6-7月のうちにオンライン研修受講がおススメです。

 

ちなみに、7/3日現在でオンライン研修に対応している団体・企業は
以下の通りです(中小企業庁の発表資料より)。

・株式会社大塚商会(外部サイト)
・株式会社実践クオリティシステムズ(外部サイト)
・株式会社 経営教育総合研究所(外部サイト)
・ 株式会社あきない総合研究所(外部サイト)

 

 

3.理論政策更新研修を実施している団体・企業

私も10年近く大手資格予備校で講師をやっていることもあり
改めて各HPを見ると、すべての団体・企業の講師紹介ページに
知人がいるという状況です。

 

とはいえ全員を知ってるわけでもないのですが、
見渡す限り感じることは、協会以外の各団体・各企業それぞれに
実績・評判ピカイチの講師がいます。

実際に私自身、
すべての団体・企業で受講したい講師・コンテンツがあるんです。

というわけで、改めてお伝えしたいのは、
どこの団体・企業と決めつけずに、講師・コンテンツで
研修内容を探してみることの重要さです。

なので、評価観点は極力排して
ここでは概要を2-3行で紹介させて頂きますね。
(口コミを期待されていた方、ゴメンナサイ)

※順番は中小企業庁の資料に準じています。

 

(1)一般社団法人中小企業診断協会
ぜひ、一度はご体験ください。。興味のあるテーマ、講師が見つかると良いかもです。

(2)株式会社実践クオリティシステムズ
※オンライン研修対応中
毎年作り込んでいるケーススタディ形式の実践的なコンテンツに定評があり、リピーターが多いです。
私(森)のみ、コーチングや健康経営の別テーマにて実施しています。

(3)株式会社経営教育総合研究所
※オンライン研修対応中
早稲田出版の関連会社で、TBC受験研究会の講師の方々が中心となっています。
受験時代にテキストでお世話になったことがある方には特におススメです。

(4)株式会社あきない総合研究所
診断士に活躍機会を提供しようという志の下、講師挑戦の門戸を開いています。
ゆえに講師は様々な部分もありますが、多くのテーマから選ぶことが出来ます。

(5)株式会社タスクール Plus
元々、補助金などのセミナーで人気が高くコンテンツもノウハウも充実しています。
振替可能といったサービスや人狼ゲームを用いた研修も特色です。

(6)株式会社大塚商会
※オンライン研修対応中
自社ミッションステートメントの具現化等を掲げて、
理論政策更新研修に取り組まれています。講師は社内外の方で構成されています。

長文になりましたが、
皆様にお役に立てる情報はございましたでしょうか?

中小企業診断士にとって、理論政策更新研修は義務であり、
積極的な気持ちで参加しづらい部分も場合もあります。

しかし、研修によっては横のつながりを深めたり、
将来を左右する新たな出逢いを得る機会にもなります。

せっかく時間とお金を投資されるならば、
よりよい研修を選んで充実したお時間をお過ごしください。

 

 

 

<参考:森担当理論政策更新研修について>

 

 

 

 

 

■2020年度の日程

※一旦、オンライン研修のみ
6/12(金)18:00-22:10
6/27(土)13:00-17:10
7/11(土) 08:30-12:40
7/17(金)18:00-22:10
7/25(土)13:00-17:10

■お申込みサイト

https://www.jqs.jp/kensyu/schedule.html#online

■参加者の声

・オンライン講習は移動などの負担もなく、また講師の話やプレゼンも大きく見やすい。会場講習よりも充実すると思う。
・グループセッションを多用したリモート研修は初めてだったので、ここまでできるとは驚きでした。その点を不安に思っている人に薦めたいと思います。
・リモートで、物理的距離・制約を気にせずに参加できることが非常に魅力的です。自宅で参加できるのは、小さい子どもがいるのでありがたいと感じました。
・ただの座学ではなく、ディスカッションが多いので、楽しめる。コミュニケーションの重要点を丁寧に解説いただける。
・講師の説明、特に資料が見やすい。移動に時間を取られない点が良い。