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コーチングとレゴシリアスプレイの関係性&親和性について

『コーチングとレゴシリアスプレイの関係性&親和性について』

<対談者>

森 琢也:レゴ®シリアスプレイ®×Coaching代表 中小企業診断士、SBT1級、プロフェッショナルコー
Shoko:レゴ®シリアスプレイ®×Coachingパートナー講師、CBL認定コーチ、大学病院勤務

※両者とも、LEGO®SERIOUS PLAY®トレーニング修了認定ファシリテータ

チームビルディング

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■コーチングとレゴ®シリアスプレイ®の共通点とは?

森:今日は、コーチングとLEGO® SERIOUS PLAY®(以下、レゴ®シリアスプレイ®)の関係性について深めていきたいと思います。私の経験上、コーチングを学んだ人って、レゴ®シリアスプレイ®のファシリテータの資格に興味を持つ人が多いのですが、実際、Shokoさんも私もその1人ですよね。Shokoさんが思う、コーチングとレゴ®シリアスプレイ®の似ているところや、コーチングが活きるところ、逆にレゴだからできることってどのように考えていますか?

Shoko:コーチングがコーチの問いかけからの言語化。同じく問いからだけど、レゴを使っての言語化がレゴ®シリアスプレイ®ですよね。頭や心の中にあることの言語化が共通するところだと思います。レゴ®シリアスプレイ®のファシリテータのトレーニング時に感じたこととして、レゴ®シリアスプレイ®の設計をするプロセスがコーチングのGROWモデル(※)に似ているなとも感じました。

※G:Goal、R:Reality/Resource、O:Options、W:Will の頭文字からきており、「G:Goal 目標の明確化」、「R:Reality/Resource 現実の把握/資源の発見」、「O:Options 選択肢の創造」、「W:Will 行動計画と目標達成の意志」

■「引き出されていく」というプロセスに魅聴漬けられる

森:なるほど~。このレゴ®シリアスプレイ®とGROWモデルの関連性はあとでもう少し触れたいと思いますが、『内観』や『潜在意識』、『無意識』というものが引き出されていく、というプロセスがコーチングとレゴ®シリアスプレイ®に共通していますね。だからコーチングセッションと似た効果、似た成果が出るのだと思います。一方で、両者の違いは、対話だけのコミュニケーションだけで行うか、モノを使って行うかということですね。レゴを使うと、人の想いや考えがコーチングより、より引き出しやすい面もあります。そのあたりが、コーチングする人達が興味を持つ理由なのかと思いますが、Shokoさんはどう思いますか?

Shoko:私もコーチングとレゴ®シリアスプレイ®の共通点はそういったところにあると思います。加えて、コーチングとの違いを挙げるなら・・・。コーチングは、セッションの中でクライアントさんが得た気づきは言葉のみで表現されますよね。でもその言葉はともすると言った端から消えていくように感じることがあります。一方でレゴ®シリアスプレイ®は、レゴブロックを使って表現されたものが言語化されると同時にビジュアル化されるので、体験した人には、意識の中に、レゴ®シリアスプレイ®を通して得た成果が残りやすいと思います。言い換えると、レゴ®シリアスプレイ®の方が体験した後で得た気づきが「お土産」として持って帰ってもらいやすい。コーチングもセッションを重ねていく中で得た気づきを、クライアントはメモで残したりすると思うのですが、例えば、レゴ®シリアスプレイ®でも自分自身の作品を写真に残しておいてあとで振り返ると、そこで得た気づきがよりクリアに残りやすいと感じます。

チームビルディング LEGO

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■レゴ®を使った視覚情報が効果を高める

森:確かに、ビジュアルからだ記憶にも残りやすいですしね。

Shoko:さらに言うと、レゴ®シリアスプレイ®も継続して体験していくと、定点観測しやすいというか、自分自身の変化がより分かりやすくなる場面もあると思います。私は、コーチングセッションを提供する際、クライアントが自分の言葉で語ることで、目標を達成するためのヒントや悩みや課題に対する気づきが得られる機会になればと思って取り組むのですが、レゴ®シリアスプレイ®はそれらが、より見える化しやすいと思います。個人的な感覚ですが、コーチングの効果って、レゴ®シリアスプレイ®の要素を加えることにより、より発揮される場面があると感じます。そんな効果を感じてレゴ®シリアスプレイ®に興味を持ったり、ひきつけられたりするコーチは多いようにも思います。

森:時として、コーチングセッションでは言葉だけだと表面的に終わってしまうこともありますね。そういったときに言葉がビジュアライズされるのはレゴ®シリアスプレイ®のよさだと思います。

Shoko:ブロックを使うことで、色や形で思いが表現されるので、もし一人のクライアントさんに継続的にレゴを使ってセッションし、出来た作品を観察していくと、そこにある色や形の変化からクライアントさん自身の変化も読み取れるかもしれないですね。

■コーチングの「目標設定」って意外と難しい。

森:「目標設定」とか、「ありたい姿を思い描く」って、普通の人にとっては結構難しいことだったりもすると思うんです。それでいて、コーチングのスクールでは、「まずそれをクライアントに夢や目標、ありたい姿を思い描いてもらいましょう」って簡単に言うのですけど(笑)、一般的に言って、それをいきなり問われて答えるって、かなり至難の業だと思うのですよね。

Shoko:なるほど~。先ほどのGROWモデルでも、まずはG:Goal(夢や目標、ゴール、ありたい姿)だと定義はしていますけどね。

森:そうそう。特に、自己肯定感が下がっている人は目線を上げづらいというか、ワクワク感が欠如している方に目標を描いてくださいと言ってもなかなか難しいことだと思うんです。私は、中小企業診断士の資格更新研修の講師も務めていますが、そこに来られる40代の大企業のマネジャーの人たち(=ハイキャリア層)でも、ワクワク感が欠如しているなと感じます。そういった人達に、いきなりコーチングセッションで、「あなたの夢や目標は?」と尋ねても言葉に詰まってしまうのです。そんなとき、レゴ®ブロックを使って遊びながら、目標や夢、ありたい姿を作ることは、目標設定のハードルを下げながら、(結果的に)目標を高めることができると感じています。

Shoko:レゴ®シリアスプレイ®で、なぜレゴ®を使うかという核心的な部分にも関わってきそうですね。

森:そうなんですよ。レゴ®シリアスプレイ®は入口を下げて出口を上げることができるツールだと思っています。遊び感覚で楽しく、ワイワイと、レゴ®で作ったものを言葉にするというプロセスは、もしかするとコーチングより効果がでやすいのではないかと考えています。

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■まずは、手に任せて作ってみるレゴ®シリアスプレイ®

Shoko:私自身、プレイヤーとしてレゴ®シリアスプレイ®を体験した時に感じるのですが、提示された問いに対して、作品がどうしても作れないことがあります。でも、そんなときは、目の前にあるブロックにとにかく触れて、手に任せて作ってみようとするんです。そして、、とりあえず作って後付けで説明をする。そうすると自分でも気づかなかった考えや思い、あるいは、以前からずっと大事にしてきた価値観がやっぱり出てくる、ということは何度が経験しています。まさにコンストラニズム(※)の体感そのものという感じです。

※コンストラニズム:マサチューセッツ工科大学のシーモア・パパート教授が提唱する、手と頭が連携を取りながら、新しい知識を構築、再構築していくという教育理論。

森:コーチングセッションのように説明しようとすることで思考が巡る、頭で考えて考えて、その結果、言葉が出てくることもあるからそれはそれでよいけれど、本人もハッとするような思いが表出されるには、無意識に働きかけるレゴ®シリアスプレイ®のアプローチは効果的ですよね。

Shoko:現在意識、潜在意識、それぞれに働きかけるアプロ―チとそれぞれのよさがあるということですね。

■相手の目の色や声のトーンが変わる瞬間

森:対話で進めるコーチング、レゴ®ブロックを使うレゴ®シリアスプレイ®、いずれも人の考えや価値観を表に出していくというものですよね。コーチングセッションでも、レゴ®シリアスプレイ®でもクライアントがハッとして何かの気づけを得ている瞬間に立ち会えるという醍醐味があるかなと思います。

Shoko:コーチングの醍醐味って、相手の目の色や声のトーンが変わった瞬間だったりもしますよね。研修やワークショップの運営時に講師やファシリテーターの立場で気にしている点はあるんですか?

森:研修ではいくつかのグループを同時進行することが多いのですが、どうしたら各グループのディスカッションを活性化できるのかという点は、まさに研修運営の肝ですね。レゴ®シリアスプレイ®って、作品を作ったら終わりということでなくて、作品を語ることとそれに対する質疑が大事で、よい質問がとんでくると発表者の気づきが増えると思うのです。

Shoko:そうですね、私もそう感じます。 私のレゴ®シリアスプレイ®のファシリテーションからの経験でいうと、ファシリテータから質問の見本を示すと、参加者同士の質問もやりやすくなるようです。

森:えー、その話はぜひ具体的に伺いたいですね。

レゴシリアスプレイとチームビルディング

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■レゴ®シリアスプレイ®ワークショップ中の工夫

Shoko:あるワークショップで、問いに対してなかなか作品が作れない参加者に、「とにかく手を動かして作ってみてください」と声がけしました。そして出来た作品について語っていただくときに、考えて作った作品でなかったので、なかなか言葉が出てこない様子でした。

森:そういう場面ありますよね。「これなんですか?」って聞いても、「いや、直感で作れって言われて作ったから説明しづらい」って言われたり。

Shoko:そうそう。そこで、その作品の中に沢山使われていた色について、「その色には、何か意味がありますか?」とお尋ねすると、それをきっかけに、その作品が何かを表現したものか、無理やりひねり出すように語られはじめ、そこから、その人が普段から大事に思っていることが何かを自分自身で気づかれたようでした。そしてこのやりとりを見ていた他の参加者が、ああ、質問はこんな感じていいんだ、と思ってくださったようで、あとは参加者同士に任せていても、自然とグループ内で質疑が活発になってきました。

森:過干渉せず、参加者の方の主体性を引き出す、とてもよいアプローチですね。

Shoko:はい、そのときに感じたことは、ファシリテータが介入し過ぎず、参加者に委ねることが、場づくりには大切ということでした。

森:私も想定問答集や、参加者同士が、よい質問を出しあったときに、リアクションする「グッドカード」を用意したりして、お互いを称賛する場づくりのための工夫をしています。

Shoko:それはよいですね!

森:この「グッドカード」はよい質問をした人に渡すカードなんですが、これはコーチングでいうところの「承認」のスキルですね。そういったやりとりの中で、お互いを高めあることができると感じています。

■コーチングとの相乗効果でLEGO® SERIOUS PLAY®が面白くなる

Shoko:森さんは、レゴ®シリアスプレイ®のワークという研修を通し、「グッドカード」の例のようにコーチングのスキルやエッセンスをお伝えすることはよくあるのですか?

森:そうですね。場合によっては、コーチングのレクチャーを織り交ぜて行うこともあります。レゴ®シリアスプレイ®だけの研修やワークショップでも、誰かがよい質問をされたときには、「今の質問とてもよいですね」と言うことにより、参加者の皆さんが自ら良い問いかけの基準を作っていくことを促します。それ以外には、安心・安全の場づくりという観点で、研修の冒頭に「違いを楽しむ」ということをお伝えしています。これはレゴ®シリアスプレイ®の根幹にかかわる要素でもあり、コーチングにも繋がっていると思います。

Shoko:「違いを楽しむ」ってダイバーシティや多様性にもつながってくるキーワードですね。確かに、レゴ®シリアスプレイ®を通じてそういったことも学ぶ機会になりそうです。

森:私は、「比較は良い、他社との違いを通じて自分らしさを発見しましょう。但し、優劣を付けるのは控えましょう」と伝えています。人によって、レゴ®作品には個性が溢れ、作品ごとの違いに優劣をつける必要はなく、ただその違いを楽しむもの、ということです。シンプルな作品も、凝った作品も、どれも素晴らしい。これは組織にとってのダイバーシティにも繋がる、大事な発想ですよね。中には「私の作品なんて・・・」とネガティブな反応をされる方もいたりしますが、そんなときは笑いながら「それアウトー!でもそんな風に思うことってありますよね、僕もそんなときあります。でも最初にお伝えしたことを思い出してください。『違いを楽しむ』ですよね。」と言って、お互いの違いを認め合うマインド醸成を促します。

Shoko:ついつい、自分と他人を比較してしまう場面って誰しもあると思いますが、比較ではなく、ただお互いの違いがそこにある、ということなんでしょうね。そしてその違いを楽しむ。優劣評価することではないということですね。

 

森:そうなんですよ。他人を通じて、自分らしさを知ること、その人らしさを認めあう事ってやっぱり大事ですし。私自身は、時間が許せば、研修の前半には、コーチング研修を入れたほうが面白いと思っています。というのも、発問力を鍛えてから、レゴ®シリアスプレイ®のワークに取り組んでいただいたほうが、グループのディスカッションは活性化すると感じるからです。

Shoko:参加者にとっては、コーチングのレクチャーだけを聴くより、実践の場としてレゴ®シリアスプレイ®があると、組織の中でもコーチングの要素が活かせるというメリットもありそうですね。

森: レゴ®シリアスプレイ®の重要な要素に、どのような問いを立てるかというものがありますから、レゴ®シリアスプレイ®のファシリテータも、コーチングのスキルがあるほうがよりよいと思います。その問いの組み立ては、冒頭、Shokoさんが言っていたGrowモデルと関連するところですね。コーチングセッションとレゴ®シリアスプレイ®ファシリテーションの違いは、1対1か、1対他ということがありますが、レゴ®シリアスプレイ®のワークは、ただただ、いくつかのワーク進行していく進行役でなく、どのように場づくりをしてくのか、一対他で、いかにチームのディスカッションを活性化させるか、そこがファシリテータの力量が問われるところだと思います。

レゴ®とチームビルディング

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■チームビルディング効果を高めるための心がけ

Shoko:森さんは、チームのディスカッションを活性化させるため、ファシリテータとして普段からどのようなことを心掛けていますか?

森:先にもお伝えしたように、安心・安全の場づくりの空気感を最初から高めていったうえで、どのようにグループを見渡すか、どのグループに着目して、ディスカッションに入っていくか、人への関心、興味を持つことが大事だと思っています。参加人数が多い研修でも、参加者が発信していることをどのように受けとめていくかを意識しています。ワークの間の休憩時間にも、気になったグループの中に入っていって、フォローすることもしています。また、研修の最後に、その日のファシリテーションを通して感じとった組織に対するメッセ―ジをフィードバックできるのが理想ですね。過去、研修最大手の企業で研修講師の養成等に関わってきた経験も踏まえ、参加者が作ったさまざまな作品を通して見えてきた、個々の課題、悩み、希望等を、組織の中で起こっていることを一般化して伝えるようにしています。これからそれらにどう組織として向き合っていくのか、という大きな問いを研修の最後に投げかけて締めくくれたらよいと思っています。

Shoko:話が尽きないですね~

森:はい、本当に!

Shoko:レゴ®シリアスプレイ®の研修に興味を持った企業の方も、認定ファシリテーターの資格に興味を持ったコーチの方にも、何かしら参考になれば幸いです。

森:それでは、今回は一旦ここで終わりたいと思います。最後までお付き合い頂きありがとうございました。

【事例】レゴ®シリアスプレイ®研修・ワークショップのご発注から実施まで

今回は、あるコンサルティング会社様でのレゴ®シリアスプレイ®(LEGO® SERIOUS PLAY®)研修事例を通し、ご依頼から研修後までのプロセスの中でLSP×Coachingが大事にしていることにフォーカスしたインタビュー記事をお届けます。


<当記事の構成>
1.ご依頼者にはイメージを掴んでいただく
2.最初からレゴ®シリアスプレイ®の説明はしない
3.研修設計の進め方
4.ファシリテータの役割とは?
5.研修後は振り返りの打合せを行う
6.LEGO® SERIOUS PLAY®の研修を検討されたい企業さんへ


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1.ご依頼者にはイメージを掴んでいただく

レゴシリアスプレイとは

Shoko(聴き手):今回の研修事例は、コンサルティング会社からのご依頼ということですが。

森(LSP×Coaching代表):はい、私が所属する中小企業診断士の集まりで知りあった方からのご依頼でした。キッカケは、その方に、「レゴ®シリアスプレイ®でのある出来事をお話したことでした。具体的には、普段無口な、ある企業の役員さんがレゴ®作品を通じて、「実は、昨年キーパーソンが1人、会社を辞めてしまったことがずっと心残り。本当は人が去る会社じゃなくて、人が集まってくる会社にしたい」という想いを発露されたといエピソードです。当時、そこにいたメンバー全員がびっくりした、という事例をお伝えしたところ、興味を持っていただき、その中小企業診断士仲間がマネージャーを務めるコンサルティング会社でも実施させていただくことになりました。

Shoko :他社での事例をお伝えすることでLEGO®SERIOUS PLAY®のワーク(LSP)で表現できることを具体的にイメージしていただけたということですね。興味を持って頂いた後は、研修実施に向けて、どういったことをされたのですか。

 

2.最初からレゴ®シリアスプレイ®の説明はしない

LEGO® SERIOUS PLAY®とは

森 :これは他社様でも共通ですが、「社員研修を通して何を得たいですか?」というお考えからお尋ねすることが多いですね。具体的には何に興味を持ってお声がけ頂いたか、どんな組織課題を感じているか、研修を通じて受講者(社員)にどう変化してほしいか、といったことをお伺いします。今回は、そのコンサルティング会社の社長に直接、将来に向けて社員の皆様にどんなご期待を抱いているか、どんな人材に育ってほしいか等をひとつひとつお伺いしました。このようなインタビューを通じて、経営者や研修企画担当者の方が普段感じておられる想いや価値観、課題感についても触れることができます。そして、経営的視点を交えて、現状からどのような形に持っていきたいのかということを一緒に考え、そこで初めて、「そういったことならレゴ®シリアスプレイ®でこんなことができますよ」、とお話しします。

Shoko :なるほど。最初からレゴ®シリアスプレイ®をやりましょう、というスタンスではなく、まずは、ご依頼者の現状を丁寧にヒアリングして、そこからどこを目指すのかを共に考えていかれるということですね。森さんはコーチングのキャリアも豊富ですが、コーチング的アプローチで現状・課題・目標を確認、整理していく・・・、今回のように社長の悩みや想いをお聴きする中で、コーチングの機能とレゴ®シリアスプレイ®ファシリテータの役割をかけ合わせ、具体的な設計をご依頼者とともに組み立てるということですね。これは森さんならではの持ち味と感じます。

森 :ここまで話せたから依頼してみようと思っていただけているなら私も嬉しいですね。今回は直接知り合った方からのご依頼でしたが、お問い合わせのメールをいただいた場合も、まずはこの研修に対する思いや考え、狙いをじっくりヒアリングさせて頂きます。最初はうまく言葉にまとめられなくても、リラックスして思いつくままにお話頂きながら明確になっていくケースもあります。とにかくまずは沢山お話を聞かせていただけたら嬉しいですね。仮に、ご依頼に至らなかったとしても、私と話すことにより、組織の理想像や課題感が明確になれば、それでよいのではないかと思っています。結果がレゴ®シリアスプレイ®でなくてもよいと思っています。目的に照らしてどんなゴールがあるか、ゴールイメージがあるから達成ができたかどうかに繋がる、そういったことを考えていただくきっかけになればと思っています。

 

3.研修設計の進め方

レゴ®シリアスプレイ®

Shoko :研修はどのよう設計されるのですか?

森 :事前のお打合せで、何を目的とするか具体化するとともに、時間や人数などの諸条件やレゴ®シリアスプレイ®研修前後の取り組みを確認します。そのうえで、研修内容やプログラムをご提案し、研修担当の方とディスカッションし、必要に応じ修正し、当日を迎えるという流れです。

Shoko :例えば、レゴ®シリアスプレイ®研修で扱われる組織の課題はどういったものがありますか?

森 :今回の事例でいうと、社長、取締役を入れて10名の会社ですが、入社間もない社員の方もいらっしゃるので、メンバー間の相互理解、社員ひとりひとりがそれぞれの専門性や強みを活かし、会社のことを主体的に考えること、という社長のご希望がありました。それを基に、事前にディスカッションを行い、目的と当日のゴールイメージを決めていきました。事前にじっくりお話をお聴きし、研修の目的を明確にすることは大事なことだと思っています。事前にしっかりお話を伺うことで、社長や研修企画担当者の方との相互理解が深まりますし、こちらとしても当日のパフォーマンスにより一層“熱量”が加わりますね。笑

レゴシリアスプレイ

<目的>

  • メンバーの相互理解
  • 会社・組織への期待についてそれぞれの想いを発露
  • ①②の中で、コンサルタントとしての各自の将来像を考える機会提供

<ゴールイメージ>

  • お互いの価値観を認め合い、承認しあっている。
  • メンバー全員の想いを組み込んだ会社・組織の将来イメージを自分の言葉で語ることができる。
  • 会社とそれぞれのキャリアビジョンを接続して説明できる。

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4.ファシリテータの役割とは?

LEGO® SERIOUS PLAY®

Shoko :コーチングの機能とLEGO® SERIOUS PLAY®Lのファシリテータの役割を掛け合わせてとのことですが、森さんとって、LEGO® SERIOUS PLAY®のファシリテータはどんな役割と捉えていますか?

森 :私に社員研修を依頼していただくことで、組織が目指すことやそのための課題が明確になればと思っていますが、ファシリテータは組織の中にある課題を発掘し、明確化し、課題の解決のためのサポートをするというスタンスです。研修担当者や参加者に組織の課題を主体的に捉えていただき、解決策を自ら立案・実行してもらうのがファシリテータの役割だと考えています。

 

5.研修後は振り返りの打合せを行う

レゴ®シリアスプレイ®研修講師の森琢也

Shoko :研修後にはどんなフォローをされるのですか?

森 :終了後は、研修担当者と振り返りのための打合せをさせていただき、目的を達成できたかどうかをお尋ねし、アンケートの分析結果をお伝えしています。時には、遠慮がちに自社の社員の皆さんの印象を尋ねられたり、各社員の成長課題やどんな後押しをすればよいかといったアドバイスを求められたりすることもあります。そんなとき、私もiメッセージで「私にはこう見えました、感じました」と率直に答えるようしています。私の考えがすべて正しいわけではありませんが、「あんな短時間の研修でよくそこまで把握されましたね」と言われるケースが多いですね。

Shoko :短時間でそれぞれの方の人柄がわかるのは、レゴ®シリアスプレイ®ファシリテータだけでなく、コーチでもある森さんの持ち味といえるかもしれませんね。

 

 

6.LEGO® SERIOUS PLAY®の研修を検討されたい企業さんへ

名古屋レゴ®シリアスプレイ®

Shoko :最後に、これからLEGO® SERIOUS PLAY®による研修を導入してみたいと考える方へメッセージをお願いします。

森 :みなさん、何か課題感を持って研修をご検討されるケースが多いと思います。特に最近では、コロナ禍でコミュニケーション課題が浮き彫りになり、LEGO® SERIOUS PLAY®のお問い合わせも増えています。ぜひぜひまずはお気軽にお問い合わせを頂き、ヒアリングをさせて頂ければと思います。私自身、みなさまのお話を伺うこと自体が楽しく、貴重な機会となっています。

 

 

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【ご案内】2021年度 中小企業診断士 理論政策更新研修

【ご案内】2021年度 中小企業診断士 理論政策更新研修 @経済産業省認定機関主催
~中小企業診断士(国家資格)の資格更新に必要な研修プログラムのご案内となります~
※レゴ®シリアスプレイ®研修とは異なるご案内です。
 
有難いことにリピーターの方が半数を超える回も増えており、毎年コンテンツ改定や新規追加をしながらこの仕事も6年目になりました。自分の余力を見ながら、たまに参加特典をプラスしたり、お仕事や出逢いをご紹介したり、常に「自分に出来る貢献とは?」と考えながら取り組んでいます。
まだまだ不足も多いのですが、「参加して良かった」と思って頂ける機会を提供できるように精進し続けたいと思います。
 
5月22日(土) 13:00~17:00 特別4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 オンライン
6月18日(金) 18:00~22:10 特別4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 オンライン
7月10日(土) 13:00~17:10 特別2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 オンライン
8月28日(土) 8:30~12:40 特別3 コーチングを用いた企業価値の発見 オンライン
9月11日(土) 13:00~17:10 特別4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 オンライン
9月25日(土) 8:30~12:40 特別1 コーチングを用いた経営者ヒアリング オンライン
10月3日(日) 13:00~17:10 特別2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 オンライン
10月24日(日) 13:00~17:10 特別3 コーチングを用いた企業価値の発見 オンライン
11月7日(日) 8:30~12:40 特別4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 オンライン
11月13日(土) 13:00~17:00 特別2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 ワイム四谷三丁目
12月5日(日) 13:00~17:10 特別1 コーチングを用いた経営者ヒアリング オンライン
12月17日(金) 18:00~22:10 特別2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 オンライン
1月15日(土) 13:00~17:10 特別3 コーチングを用いた企業価値の発見 オンライン
1月29日(土) 8:30~12:40 特別4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」 オンライン
2月26日(金) 13:00~17:00 特別2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法 ワイム四谷三丁目
3月26日(土) 8:30~12:40 特別3 コーチングを用いた企業価値の発見 オンライン
■本申し込みはコチラ

 

特別テーマ1 コーチングを用いた経営者ヒアリング

中小企業診断士が行う助言・提案は、相手の企業で実施されて初めて効果を発揮します。そのため中小企業の支援は、企業の課題や想いなどから「経営者が企業をどうしたいのか?」を上手に「聴く」ことから始まります。このテーマでは「相手の話を聴く」「質問する」といった要素についてコーチングの知見を学習します。学んだ中からヒアリングにおいて本当に聞かなければならないことは何なのか、またそれはどのように聞き出せば良いのか、考えていきます。

 

特別テーマ2 スポーツから学ぶ奇跡を呼び込む目標設定手法

「中小企業が苦手としていて」かつ「経営において重要」なことに、目標設定があります。
目標の存在は現状を改善し、より良い状態に自身や自社を動かす計画の大本です。ですが目標を設定していない中小企業は数多くあり、その一つの原因は目標達成の経験が少ないことにより効果的な「目標の立て方」が分からないことです。目標は上手く立てることで自分自身のモチベーションを高め、達成から自信を付けることができます。スポーツの世界で活躍する選手は皆、目標設定をうまく行っています。このテーマではスポーツという切り口から、企業の目標設定や私達自身の目標設定についても学び、考えていきます。

 

特別テーマ3 コーチングを用いた企業価値の発見(コーチング研修応用編)

企業価値は主に資産価値を把握するため用いられる考えですが、事業運営を考えた際の企業価値には強みやポテンシャルといったことが考えられます。企業は自社の強みや魅力を認識することで、社内ではそれらを維持・発展させ、外部には製品・サービスの展開や採用活動に活かすことが可能になります。
このテーマではコーチングの要素を学習しながら経営者へのヒアリングから企業の強み・魅力を引き出し、経営者自身に再認識してもらう方法を検討・学習します。(応用編とありますが、本テーマから受講しても問題ありません)

 

特別テーマ4 基礎から学ぶ「効果的な教育研修の作り方」

経営コンサルタントとして活躍の場を広げる中で、研修やセミナーを通じてクライアント企業の人材育成や組織風土改革に貢献する場面があります。当講座では、これから研修講師の仕事を始める方を対象に、事前のプログラム設計から当日運営(講師としての作法やファシリテーション等)のコツまで、オンライン対応を含めて、効果的な教育研修やセミナーの作り方を基礎から学ぶことが出来ます。研修中はグループワークなども交えて、実際に研修やセミナーのプログラム作りを体験して頂き、実践的な知識・ノウハウをご提供します。


<2021年度  過去参加者の声>
『コーチングには以前から興味があったので、その内容を実習形式で学ぶことができたのが良かったです。診断士の理論研修は今までも受けてきましたが実習にフォーカスして他の受講生とともに取り組むことで主体的に取り組めて学びの多い時間になりました。』
『自分の興味がある分野を選択して研修を受けられるため、県協会の受動的な研修とは一線を画す、素晴らしい研修ですと勧めたい』
『WEB研修の方が内容に集中しやすく、議論もリラックスして行える。講師の方の話はとてもわかりやすく飽きない。』
『まず、全ての内容について、講師の方がわかりやすく実例を交え、共感できるよう伝えておられる手法そのものが大変参考になりました。具体的な内容ではコーチング全般のポイント、特に現在地を知る重要性と、宮城の工務店のDXの例で、大がかりでなくできるところから始めることの重要性が印象に残りました。』
『目標設定について、改めて見直す機会になりました。成功されたスポーツ選手は具体的かつ期限を決めていることを改めて感じました。最後のワークにもありましたが、恥ずかしがらずに発信することが大切だと感じました。また、KPIにおいて、アメリカの大リーグ映画の話、これまで見落としていたKPIに着目した話が印象に残りました。』
『4時間という長い時間が無駄にならず、得るものが多い点。参加者が前向きでグループセッションも有意義になる点。』
『今までの実践クオリティさんの研修の中でも、大変有意義な研修で、飽きずに最後まで受講できました。スポーツを観るのが好きなので、アスリートの言葉や考え方などを通して目標設定の仕方を学べたのは一石二鳥でした。』
『研修講師を担当することが多いですが、あらためて、求められることや前提を再理解できた』
『大変分かりやすく、気づきが多かったです。実践で使える内容でしたし丁寧な対応でグループワークでも気持ちよく学べました。』
『去年に引き続きありがとうございました。自分の頭を使って考え、他の人の考えも聞けるので普段出会えない価値観を知ることができ、大変ためになりました。ありがとうございました。』
『大変参考になりました。自分自身の講師としての考え方や、実際の研修のデザインについて、学びになるところが多くありました。ありがとうございました。』
『言葉巧みで淀みなく、進行されている姿は憧れ以外のなにものでもありません。これからも益々のご活躍を祈念いたします。ありがとうございました。』
『今回、特に心に刻まれたのは、「左手に『骨』と右手に『物語』というフレーズでした。
私がセミナー講師をやった場合、飽きられてはいけない、なにかしらの気づきを得てほしいとの思いから、内容をぎちぎちに詰め込んだ、時間管理に四苦八苦する面白みのないセミナーに終始していたことを反省するよい機会になりました。』
『自分が研修講師、研修コンテンツの作成をやっていますが、あらためて基本的な考えや構成を学ぶ事ができて参考になりました。たとえば「カートパトリックの4段階評価法」などは知らなかったのでとても参考になりました。』
『研修内容に沿った研修の進め方で、例えば「地味なアクティブ・ラーニング」など、研修におけるテクニックをリアルタイムに実践している様子をみることで、腹落ちする研修内容になっていた。』
『社内の研修講師を務める機会が、年に何度かあります。コロナ禍で対面講義ができなくなったため、昨年度後半から、オンラインを活用したものに切り替えました。しかし画面越しでは、受講者の理解具合を感じにくく、困っていました。本日参加したのは、双方向感を担保しながらオンライン研修を進めるにはどうしたら良いか、というテクニカルな動機からだったのですが、そもそも参加者が主役で、組織目標達成が重要だということに、今さらながら気づかされました。』
『オンラインの理論更新研修は初めてでしたが、とても聞きやすく理解が進みました。オンライン研修ならではの工夫やご説明をいただいたおかげです。ありがとうございました。企業内の診断士ですが、診断士として勉強を続けていきたいと思います。』
『こういう対象者への研修はなかなか大変だと思いますが、研修内容と研修運営自体に一貫性があって説得力がありました。自分も工夫しなければと刺激になりました。』
『時間の使い方がとても参考になり、研修のお手本を体験しているようでした。受講させていただいて本当に良かったと思います。』
『今日の研修そのものが「教育研修の作り方」の見本、事例となっており、自分が今後研修を企画するときのノウハウや知恵が詰まっておりとても勉強になりました。ありがとうございます。』
『プロ講師の視点から見た教育研修の肝について理解でき、今後に役立つノウハウが習得できました。ありがとうございます。資料に入れて頂いた参考文献も、参考にしたいと思います。』

■参加費
6,290円(税込み)

■主催
実践クオリティシステムズ

■本申し込みはコチラ
https://www.jqs.jp/kensyu/schedule

■留意点 ※必ずお読みください!!
・当オンライン研修は、
 急ぎ研修修了証が必要な方、
 ウイルス感染リスクを回避をしたい方に加え、
 移動時間のロスや交通費が気になる方に非常に好評です。
 (特に海外・地方在住、お子さんがいる方etc)
・参加される場合はグループワークなどがスムーズに行えるように
 通信環境やマイクなどを整えてご参加ください。

 

当HPのメインコンテンツであるレゴ®シリアスプレイ®に関する概要講師の選び方専用キット料金について記載しておりますが、実際に動画でも雰囲気を掴んで頂けたらと思います。もしご興味を持って頂けたら、お気軽にお見積りやオンライン体験のお申込みをよろしくお願い致します。お見積りやお問い合わせはコチラ