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レゴ®シリアスプレイ®で起きた奇跡

上司:
「そんなに素晴らしいことを考えているのなら、
 なぜ、今まで何も教えてくれなかったのか?」

アシスタントスタッフ:
「だって今まで一度も聞かれたことが無かったでしょう?」

 

・レゴ®シリアスプレイ®のワークショップが
 なぜ、チームビルディングに有効か?

・どれくらい、ひとの人生に影響を及ぼすのか?

 

その一つの答えが、偶然にも、
このメソッドの開発過程の中で生まれたエピソードとして
語り継がれています。

本日は、公式本にも記載されているシャノン・ペインターさんの
お話をご紹介させて頂きます。

シャノンさんは、ワークショップ開発チームの
オフィスサポート業務を担当していた女性社員でした。

ある日、彼女が参加していた スタッフミーティングで突然、
開発中のレゴシリアスプレイをいますぐテストしようという
話になりました。

各メンバーにレゴプロックが手渡されて、
「このチームはどんなチームなのか?」というお題で、
このチームのアイデンティティを各自で作ることに・・・。

シャノンさんは内心、パニック状態。

何を作ればよいのか、何を語ればよいのか
まったく思いつかない。

でも、やれと言われたらやるしかない。

とにかくプロックに手を伸ばして何かを作り始めるように言われて、
手に任せて形を作ってみた。

作品を作った後は、その場にいる全員が自分の作品について
順番に一人ずつ発表。

シャノンさんは、そのとき、
逃げ出したい気持ちいっぱい。

さて、研修企画担当のみなさん。
シャノンさんがなぜ逃げ出したい気持ちだったか、
想像できますか?

シャノンさんは当時を振り返ってこう語っています。

「チームのアイデンティティについて考えなさいといわれても、
どちらかといえば単純作業のオフィスサポート要員だった私には
博士号や修士号を持った周囲の開発メンバーと自分を比べて
この人たちと一体何か共通のことはあるのかしら?
とチームについて話すなんておこがましいと感じていました」

シャノンさんは、この場に限らず、
常に「自分なんておこがましい」という気持ちで
発言を控えてきたサポートスタッフ。

ところが・・・、

シャノンさんはレゴのチカラを借りて
各メンバーがそれそれの能力を発揮しながら
輝き続けているチーム像について雄弁に語りました。

彼女は、星をメタファーにした作品を作り、
チームの素晴らしさ、メンバーの異なる個性や能力、
目標の素晴らしさについて
レゴブロックの色やカタチを用いて伝えたそうです。

<イメージ画像>

 

 

 

 

 

実は、このプロジェクトのチームメンバーは
博士号や修士号を持った優秀の集まりだったものの、
とちらかといえば個人の成果に関心が高く
チームワークや仲間について考えることは少ない傾向にありました。

 

そんな中で、シャノンさんは初めて、
メンバー一人ひとりへの深い理解と関心を
直接、全員に伝えたのです。

そして、なんと、
今度はチームメンバーからシャノンさんへ
普段、一人ひとりにきめ細かいサポートや気配りを
してくれていることへ感謝が伝えられました。

シャノンさんはメンバーが自分の仕事を
こんなにも感謝されていると初めて知りました。

 

そう、アメリカ人ですら、
内気で立場を気にして意見が言えない人がいるのです。
きっと日本人ならなおさら・・・。

また、感謝の気持ちなど、大事なことは
普段なかなか共有されずにいます。

退職当日にはじめて日頃の感謝を伝えられて
「これなら辞めなければよかった」と
感じる方も少なくありません。

レゴ®シリアスプレイ®開発者のロバートは、
当時そのトライアルの場でハッとしたそうです。

例えば、
「どうしたらチームでもっと生産性を上げて
素晴らしい製品の開発ができるか」をテーマに
チームメンバーが話し合っている時、
シャノンさんもアイディアを考え、自分の意見を持っていた。

でも、彼女はいつも黙っていた。

それは彼女の内気な性格もあるし、学歴や専門性について
常に引け目を感じていることも理由でした。

そう、シャノンさんに限らず、
このような環境下で臆してしまう人は多いし、
緊張感が高ければ、他のメンバーの顔を見て自信を持って
自分の意見を伝えることはなかなか難しいのです。

しかし、レゴ®シリアスプレイ®を試したら、
シャノンさんの驚くべき洞察や日頃思考していることを
自然な形でとても簡単に全員と共有することができた。

このインパクトはチームにとっても、
彼女自身にとってもとても大きなものになりました。

それぞれについて
アフターストーリーを見ていきましょう。

<チームへの影響>

このトライアル後、プロジェクトチームのメンバーは
お互いの想いや考え方についても、
意識を向けることで、チームワークが高まりました。

それまでは個人の成果ばかり気にしていましたが、

「どんなことにこだわりを持っているのか?」
「何を大切にしているのか? 」

その人の行動の源泉となる考え方や価値観についても
意識を向けることで、お互いのチカラを引き出し合い、
チームの雰囲気も生産性も大きく向上しました。

<シャノンさん自身への影響>

なんとシャノンさん個人も
この実験をきっかけに大きな変化が生まれました。

「このトライアルで、皆が興奮しながら私のことを称賛してくれました。
それから私は、 いつでもこの実験のことを思い出しながら
自分の居心地のいい状態から、少しだけ無理して自分を押し出すようになりました。
たった1つの出来事が私のその後を大きく変えたのです」

以前の彼女はずっと、チーム内での相互理解を促進すれば
このチームはもっといい仕事ができる、と思っていたものの
それを伝えられずにいました。
しかし、レゴ®シリアスプレイ®を通じて、
自分が勇気をもって発言することで大好きなこのチームに
大きく貢献できるかもしれないと自信を持てたのです。

自分は人に関心が高いという実感も得ました。

そして数年後、キャリア上の岐路に立ち、
彼女は、人事部での仕事に挑戦することを決意します。

彼女にとって人事業務は、未知の領域。
この判断は大きな賭け。

しかし、変わり始めた彼女は自分自身の未来に責任を持って、
自分が本当に大切にしたいこと、興味のあることで
未来を切り拓いていくんだという覚悟をしました。

その後、2008年に人事部でマネージャーに昇進。
社内のあらゆる組織で社員のパフォーマンス改善を推進する仕事に
夢中で取り組み、その後、社内の新しい組織でシニアマネージャーとなりました。

「あのたった1回のレゴシリアスプレイメソッドを
使った会議が私のキャリアを変えたのです。」

と彼女は言います。

~~~~~~~~~~~~~~~~

このようにレゴ®シリアスプレイ®は
チームにも個人にも大きな変化やキッカケを与えます。

実は、私自身もレゴ®シリアスプレイ®によって
キャリアチェンジのキッカケを掴んだ一人です。

また次の機会に、今度は私のストーリーをご紹介します。

レゴ®シリアスプレイ®研修は誰にでもできる?

レゴ®シリアスプレイ®研修運営は
認定ファシリテーターしか出来ない事になっていますが、
一見すると、簡単そうで誰にでも出来そうに見えます。

確かに、「楽しいだけの研修」は出来るかもしれません。
しかし、「楽しくて気づきのある研修」の実現は
なかなか難しいものです。

個人的な感覚では、
レゴ®シリアスプレイ®のファシリテーター資格を
取得したとしても、それはスタートラインに立っただけ。

数日間のファシリテーター養成を受講したとしても
「理論を頭で理解する」と「実際に出来る」は、やはり違うのです。

ファシリテーターとして、場数を確保し、
PDCAを回して研鑽を続けないとやはり技量は伸びません。

よく、「とにかく100回現場をこなせ!」なんて言われますが、
00回やって初めて、その意味が分かったりもするものです。

さて、今日は一見誰にでも運営できそうなレゴ®シリアスプレイ®研修。
実はこんなことにも気を使いながら、
研修やワークショップ運営を行っているんだよ、という点をご紹介します。


1.ファシリテーターの想定外
1-1.意外とレゴにハードルを感じる人もいる
1-2.「考えずに手を動かす」が出来ない人もする

2.ファシリテーターの対応力
2-1.他人との比較をしてしまう
2-2.グループの中で問いが生まれず、議論が活性化しない


1.ファシリテーターの想定外

 1-1.意外とレゴにハードルを感じる人もいる

レゴ®シリアスプレイ®のファシリテーター資格を取る方は
基本的に皆さん、この手法にほれ込んでおり、レゴも大好き。

自分が好きだから、きっとみんなも大好き!

・・・なんて思っている方も多かったりするのですが、
「今までレゴブロックに触ったことがない」
「小さい頃欲しくてたまらなかったけど、買ってもらえなかった」
と言う参加者の方も、もちろん一定数いらっしゃいます。

そんな方は、心の中で「みんな、馴染み深い感じだけど、
レゴに初めて触る私は今日の研修、大丈夫かな?」と
不安に感じたりもしています。

研修やワークショップでは必ず、そんな不安を払しょくし、
“全員参加できる”状況つくりから始めます。

「レゴはみんなやったこと=楽しいに決まってる」

そんな想い込みが、誰かを不安にさせてしまったり、
疎外感を味わせることにもなってしまうのです。

対応策として、
毎回必ず丁寧なスキルビルディング(₌練習)で
レゴブロックに馴染んで頂くことから始めていきます。

もちろん、スキルビルディングは
ファシリテーター養成研修でも学ぶのですが、
参加者属性や状況によって、方法や順番を適切に選択し
みんなが同じスタートラインに立てるように、
十分な準備運動の時間を設けることが思いのほか重要なのです。

 

 1-2.「考えずに手を動かす」が出来ない人もする

レゴ®シリアスプレイ®メソッドの重要なキーワードの一つが
「手を信じる」です。

レゴ®シリアスプレイ®は、作品テーマをイメージしながら、
「考えずに手を動かす」ことで、潜在意識を呼び起こし、
深い気づきや発見が得られるのですが、

なかには、「何も考えないで手を動かすなんて無理!」
と拒否反応を示す方もいます。

個人的な感覚として、やはり真面目な方ほど、
そういった反応を示す方が多いと感じます。

そういった方には、「何も考えない」がストレスにも
つながるため、きちんと背景や理由をお伝えするとともに
「”なるべく”考えずに取り組んでみてください」とお伝えします。

何も考えずにやろうとして上手くいかなくなるくらいなら、
ちょっとくらい考えながらやっても、研修成果を感じ取って
頂けた方がよいというのが私の考えです。

 

 

2.ファシリテーターの対応力

 2-1.他人との比較をしてしまう

実は、研修運営上、
これがいちばん大きなポイントだったりします。

レゴ®シリアスプレイ®は、自分と他人の作品を見比べ、
「自分らしさに気づく」「他人の特徴に気づく」という
相互理解の促進にも役立ちます。

しかし同時に、比較⇒評価を行ってしまうケースも
起こり得ます。

「自分の作品はシンプルすぎて良くない」
「自分の作品は小ぢんまりとしていてつまらない」
「自分の作品は配色が暗くて、陰鬱な感じ」 ・・・etc

違いを把握し、特徴把握することは良い事ですが、
優劣までつけてしまう方が一定数いらっしゃいます。

言わずもがな、
優劣をつけるために行っている研修ではありません。

しかし、無意識に参加者の一部はそのように
思考してしまうのです。

ですから、ファシリテーターは優劣評価を防ぐために、
要所要所で意識付けや注意喚起を行います。

私の場合は、「違いを楽しむ」を研修テーマの一つに掲げ
しつこいくらいに、これを参加者の方に繰り返しお伝えします。

他人と自分の作品を比べ、それぞれの違いを楽しむ。

シンプルなのか、複雑なのか
拡がりがある作品なのか、そうでないのか、
配色が多彩なのか、基調色が定まっているのか

良し悪しじゃなくて、ただ違いを楽しむ。
すごく簡単なようで、この意識を疎かにすると
レゴ®シリアスプレイ®の提供価値を狭めてしまうのです。

 

 2-2.グループの中で問いが生まれず、議論が活性化しない

作品作りは面白いですし、作品紹介も積極的に行う方が多い一方、
他人の作品に関する質問をお願いすると、沈黙してしまうグループもあります。

本来は、メンバー同士の質問によって新たな気づきや発見、学びが生まれ、
研修やワークショップの効果が高まるのですが、
なかなか質問の切り口・簡単を見つけ出すのに苦労する場合もあります。

そんなとき、予め参加者属性から状況を予測し、
質問集を用意したり、観点を提示したり、適切にハードルを下げる工夫も
ファシリテーターに求められます。

ここら辺のさじ加減も、ファシリテーターの経験や引き出しに左右されます。

ただ、レゴブロックで研修をやっているように見えて、
説明順序やワークの組み方にも細やかな工夫を入れています。

誰にでも出来そうで、実は難しい。

そんな側面を少しでもご理解いただけると幸いです。

健康経営を推進するレゴ®シリアスプレイ研修

徐々に認知度が高まっている「健康経営」。
本日は健康経営の概要と、レゴ®シリアスプレイ®研修による
導入・推進支援についてご紹介します。

下表のとおり、メディアへの露出は増えていますが、
とはいえ、SDGsなどのように一般に浸透しているとは
まだ言えないかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

そもそも健康経営とは?

 

アメリカにおいて1992年に出版された「The Healthy Company」の著者で、
経営学と心理学の専門家、ロバート・H・ローゼン(Robert H. Rosen)が
提唱し始めたと言われている取り組みです。

日本では、2つの大きな狙いを持って、
経済産業省や厚生労働省が大きく旗を振って、推進をしています。

 

 

労働人口減少に対する対策

 

みなさんご存知の通り、日本は今後超高齢化社会を迎え、
働き手の数(労働者)が減っていきます。
これをとても単純に言い換えると、
国単位では、収入が減って貧しくなっていくということです。

この問題に対する対策として移民政策なども取り上げられますが、
「今いる人たちがもっと働くことで、もっと収入を増やそう」という対策が
健康経営の考え方です。

でも、ご注意ください。
健康経営は、決して長時間労働を推奨しているわけではありません。

いま一生懸命働いている人は、適正な労働時間でこれからも頑張って働く。
一方で、心身に不調を抱え思うように働けていない人もいるので、
そういった方々を減らし、みんなが100%のチカラを発揮することで
もっと収入を増やそう!というのが、健康経営の考え方です。

 

 

 

 

 

社会保障費削減に対する対策

 

「日本の社会保障制度が危ない!」という指摘やニュースを
目にすることはありませんか?

このまま進むと、日本の医療費や介護費は右肩上がりで
上昇を続けていくことでしょう。

それに歯止めをかけるにはどうしたら良いか?

一つの解決策は、当たり前のようですが、
健康な人を増やすことです。

実は日本は長寿国家と言われているものの、
平均寿命と健康寿命という観点で分けて見ると
グラフの通り、大きな乖離があります。

 

 

 

 

 

 

この差を埋めていくこと=健康な人を増やすこと、が大きなカギなのです。
健康が維持出来れば、長く働き続ける事だって出来ます。

介護ヘルパーに頼る人も減る筈です。

国全体で見れば、支出が減って、収入が増えることにもなるのです。

 

 

企業が健康経営を進めていくメリット

 

一般に健康経営を推進する企業側のメリットとして
以下の点が挙げれています。

①社会保障費の負担軽減
②社員離職率の低下
③業務効率や生産性の向上
④企業価値やイメージアップ
⑤サステナビリティ

実際に、上場企業のなかで優れた健康経営を実践している企業を、
経済産業省と東京証券取引所が共同で各業種につき原則1社ずつ
「健康経営銘柄」と選定し、対象企業の株価推移をモニタリングしたところ、
平均よりも高い推移を示しています。

また、ブラック企業大賞なるものも発表されている通り、
健康経営と逆行する企業は、ブランド棄損や採用難航に見舞われています。

 

 

安易な施策導入に注意

 

国の助成金などもでるため、健康経営事業を推進する企業もあります。
例えば、自社のウェアラブル端末とアプリを売り、
導入先企業の社員の健康状態をウォッチしていく等・・・。

上記の例であれば、健康状態を可視化していくことで
得られるものも多く、施策としての有効性はあると思うのですが、
多くの場合、一過性の取り組みで終わってしまうケースが多いようです。

配布時はみんな物珍しくて、
ウェアラブルウォッチを付けたものの、
1年経ったら日常使いしている人は1割以下だったり。

残念ながらお金をどぶに捨てているようものです。

総じて、カタチから入る施策は、
継続性が低いというのが、現場の印象です。

 

 

 

 

 

 

まずは、理解向上と社員起点のアイディア出し

 

弊社では企業様のニーズに合わせながら、
少し小難しい背景知識を優しくお伝えしつつ、
参加者の皆さんに主体的に、
「どう取り組んでいくべきか?」を考えて頂く
研修・ワークショップを運営しています。

施策ありき、カタチから入る・・・、
陥りやすい罠を回避し、研修・ワークショップで
社員一人一人に必要性を理解して頂きながら
じぶんゴト化してもらうことで、スムーズな導入を図ります。

レゴ®シリアスプレイ®研修だからこそ、
全員で議論が盛り上がり、自社状況に合致した
革新的なアイディアが生み出される特性を生かせるのです。

もちろん、保健師の方をはじめ外部ネットワークも駆使し、
具体的な施策導入のお手伝いやご紹介も可能です。

コロナ渦で、当初意図とは違った観点でも
注目度が高まっている健康経営。

社員の方の健康を保つことが、
企業のリスクマネジメント・成長加速要素である、
という考え方はいずれであっても同じですね。

レゴ®シリアスプレイ®研修は、
健康経営のような少し取っつきにくいテーマこそ、
LEGOを用いて、参加意欲を高め、
自由活発な意見交換を生み出すことが出来ます。