2023/01/01
レゴ®シリアスプレイ® 講師・ファシリテーターの選び方
レゴ®シリアスプレイ®研修・ワークショップは認定ファシリテーター(講師)が運営することを義務付けています。
認定ファシリテーターは年々増え続けていますが実はそれぞれに特色があります。
今回は、認定ファシリテーター(講師)の選び方に加えて認定制度や認定機関をご紹介します。
※実際に100人規模での研修事例や研修料金、そもそもレゴ®シリアスプレイ®って?という疑問には別ページでお答えしていますので、ぜひそちらもご覧ください。
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そもそも認定ファシリテーターとは?
認定ファシリテーターは、いわゆる民間資格
日本では、(株)ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツが行っているファシリテーター養成トレーニングを受講することで、認定ファシリテーターを名乗ることが出来ます。
弁護士や会計士などの国家資格と異なり、いわゆる民間資格です。
レゴブロックさえあれば研修できる?
一見すると、 レゴ®シリアスプレイ®はレゴブロックさえ揃えれば、誰にも研修・ワークショップの運営が出来そうに見えるのも事実です。
実際、大手研修会社ですらこのような思い込み・勘違いをしているところがあります。
しかし、別の記事で記載している通り、様々な教育・心理学の理論を組み込んでいるメソッドです。
バックグラウンドをきちんと理解し、正しい手順で進めていかないと効果的な研修・ワークショップの運営は出来ません。
レゴ®シリアスプレイ®メソッドのクオリティ確保
それゆえに、一般の認定ファシリテーターがメソッドを他者に伝え、育成・指導したり、監修というカタチで、当日運営を行わずに他者に任せると言った対応はすべて厳禁となっています。
なお、専用キットを販売・供給するレゴ社も下記の声明を出しています。
「レゴ®シリアスプレイ®はファシリテーションを必要とするメソッドであり、トレーニングを受けたファシリテータに専門的なサービスを依頼することを推奨する」
資格取得方法
養成トレーニングの概要
日本では、(株)ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツが定期的に、ファシリテーター養成トレーニングを開催しています。
ちなみに、ロバート・ラスムセンはレゴ®シリアスプレイ®創始者のお名前です。
<養成トレーニング概要>
- トレーニング期間:4日間 (連続参加が必須)
- 正規料金 :385,500円 (+ 10%消費税) = 総額 424,050円
- 早期割引適応料金:348,000円(+10%消費税) = 総額382,800円 ※ちなみに為替の変動により改訂する場合ありです。
- 定員 :14名
- 詳細 :http://www.seriousplay.jp
費用が高いと思うかどうかは人それぞれだと思いますが、注意点としては、これはあくまで資格取得費用である、と言う点です。
資格を取っただけでは研修・ワークショップの運営が出来ず、これに加えて専用キットの購入が必要になります。
専用キットについては、別記事でまた説明したいと思います。
余談ですが、最近では養成トレーニング受講希望者が多く、受付開始数分で締め切りとなることも多いようです。
私の知人には何度か申込締切りで機会を逃し、受付開始時間の数分前から会社のトイレにこもって、開始同時に申し込んでやっと受講できた、と言う方もいます。
※実際に100人規模での研修事例や研修料金、そもそもレゴ®シリアスプレイ®って?という疑問には別ページをご覧下さい♪
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どんな人が資格取得してるのか?
様々な業種・職種の方が挑戦。しかし多くの方は…
受講後に、研修講師として活躍の幅を広げたい方、社内で同僚に向けて提供しようと思っている方、学校教育関係で活かす方など、受講者は本当に様々です。
これはあくまで主観ですが、多くの人が「実際に体験してみて楽しかったから、自分も研修・ワークショップを提供する側になりたいと思った」という想いをキッカケに、養成トレーニングを受講しているようです。
実際に私自身、コーチング仲間のワークショップで初めてレゴ®シリアスプレイ®を体験し、そこでキャリアチェンジのキッカケを掴み、認定ファシリテーターにも興味を持ちました。
そして、私のワークショップを経験した方で、私と同じように魅力に憑りつかれ(?)、認定ファシリテーターになった方は、既に10名以上います。
認定ファシリテーターを志す方の属性はさまざまです。
私が養成トレーニングを受講した際も、学校の先生から、会社員、独立コンサルタント、研修講師等、様々な方々が集まっていました。
私は2016年5月に受講しましたが、一緒に受講した仲間の中には、SDGsと絡めてレゴ®シリアスプレイ®を提供している方やファシリテーションに関する書籍を執筆した方など、皆様ご活躍されていて、養成トレーニング同期との出会いもとても貴重でした。
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資格があれば稼げるのか?
現実は資格取得だけではダメ
養成トレーニング受講料がそれなりの金額ですので、研修・ワークショップのお仕事を考えている方にとっては、非常に大事なところですね。
しかしながら、私の答えは、NOです。
これは私が周囲を見たときの実感値です。
受講料(自己投資)を回収できている人は30%未満しっかり稼いでいる人は5%以下だと思います。
しかし、資格として見ると、特別おかしなことではありません。
私はレゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーター以外に、中小企業診断士やコーチングの資格を持っていますが、どの資格も共通して、「資格を持っていれば仕事がもらえる」ことはほぼありません。
「コーチングできます」「レゴ研修できます」と言うだけでは何一つクライアントの課題解決にならないからです。
一方で、レゴ®シリアスプレイ®研修はあくまでメソッド・手段なので、まだ多くの活用法が眠っており、どんなふうに生かすかを明確にしたり、他者(他社)との差別化ができると仕事に繋げやすいとも言えます。
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認定ファシリテーター・講師の選び方(&注意点)
有資格者でも実は実績・場数に大きな違い
年々認定ファシリテーターの数は増え続けています。
しかし、アクティブに行っている人と、現場から遠ざかっている人に大きく分かれます。
認定ファシリテーターの有資格者は一定の知識・ノウハウを有していますが、 現実としては4日間のトレーニングに加えて、実践の場で学び、研鑽される要素も重要になってきます。
レゴ®シリアスプレイ®研修の場合、少しの言い回しの違い、伝えるタイミングの違いでも研修効果に大きな影響が生じるため、ファシリテーションスキルは必須です。
また、研修中の問いかけや質疑の中で気づきを引き出していくために、コーチングの発問スキルや傾聴スキルも重要になります。
上記の内容は、4日間のトレーニング以外で自己研鑽が必要な部分であり、実践・実績が大きく影響します。
また、場数・現場経験数で差が生まれるのは、当日運営だけでなく、事前の研修設計場面でも言えることです。
運営スキルや研修構成を企画するスキルの見極めが重要
レゴ®シリアスプレイ®研修の場合、多くはオーダーメイド研修になり、ご要望に応じて研修設計します。
その際、企業や組織の研修担当者様の意図や目的を理解し、人数や研修時間、会場の制約などを加味したうえで、 最適な研修設計ができるか、という点はかなり見過ごされがちです。
経験や実績があればこそ、研修終了後の到達点・期待値についても研修企画担当者様とすり合わせることができます。
ゆえに、大手研修会社や企業名で選ぶよりも、ファシリテーター個人の資質で選ばれることが重要かもしれません。
活躍しているファシリテーターはそれぞれ特色を持っており横のつながりや連携もあります。
例えば、SDGsと絡めた研修・ワークショップであれば、クライアント様のご要望を伺った上で、私より彼の方が適任だと思えば自分で囲い込まずにお繋ぎすることもします。
どれだけ親身に相談対応してくれるかが大事な一方、何でもかんでも「出来ます」と言わない、という点も実は大事な要素だと思います。
HPなどでよく実績を見極め、迷ったらまずは相談してみることをおススメします。
※実際に100人規模での研修事例や研修料金、そもそもレゴ®シリアスプレイ®って?という疑問には別ページをご覧下さい♪