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2022/12/28

レゴ®シリアスプレイ®研修で使う専用キットとは?

活躍しているレゴ®シリアスプレイ®認定ファシリテーターほど、必要に迫られて沢山のレゴブロック(=研修資材)を持っています。

もちろん、弊社も特大衣装ケース数箱分のレゴを保有しています。山盛りのレゴを見た研修参加者の方からよくご質問を頂くのですが、公式にレゴ®シリアスプレイ®専用キットなるものが存在します。

しかも、なんと日本未発売(涙)。。本日はそんなレゴ®シリアスプレイ®専用キットの販売の実情や種類、調達方法にまつわるお話を紹介します。

ここで紹介するキットを用いた100人規模の研修実績はコチラ

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専用キットとは

元々、レゴ社にて開発された レゴ®シリアスプレイ®メソッド。当初はレゴ社のビジネスのひとつとして位置づけられてきました。

そして、効果的な研修・ワークショップの運営のために、数あるブロックの中から選りすぐりで専用キットを構成しました。その後、2010年5月にレゴ社のポリシー変更があり、ファシリテーター認定をレゴ社から、ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツ社(※)に移管が決定。※レゴ®シリアスプレイ®開発者が独立して立ち上げた会社。

そんな経緯もあり、レゴ®シリアスプレイ®には、商標の®が2つついています。

しかしながら、ポリシー変更後も、レゴ社はメソッド自体の質と専用キットの供給に責任を持つと約束し、現在もレゴ®シリアスプレイ®専用キットを公式に販売しています。

極論すると、専用キットを使わずとも研修・ワークショップの運営は出来なくもないのですが、ただ、場数を踏めば踏むほど、「なるほど確かに考え抜かれたパール構成だな」と感心してしまうのが専用キットなのです。

そんな専用キットは、研修・ワークショップの目的や内容によって使い分けが出来るように、いくつかの商品に分かれています。

専用キットの販売の実情

レゴ®シリアスプレイ®専用キットが公式販売されているもののそれはあくまで海外でのお話。

悲しいことに、2020年6月現在 日本では未発売(涙)。理由は、レゴ社の公式オンラインショップが日本でまだサービスを開始していないから。

しかしながら認定ファシリテーターは自分たちで専用キットを揃えなければなりません。そのため、共同購買や個人輸入にて専用キットを調達しています。

専用キットの種類

それでは、続いて、レゴ®シリアスプレイ®専用キットをご紹介します。

※今回は、米国地域の公式サイトを参考にしています。

SERIOUS PLAY®Window Exploration Bag

Price$484.99

こちらが最小部品数(46部品)のキットです。

え、それでも$484.99と思うところですが、ご安心ください、100セット入りです。

よく、研修・ワークショップの冒頭でお一人1セットお配りしてウォーミングアップ行いますしかしながら実は、このキットだけでも十分、研修やワークショップが成立するポテンシャルがあります。

ポイントは、同じ種類、同じ数のレゴ部品が入っている点です。

研修後片づけをしている際、最後の最後に床に落ちた部品を見つけ、どのセットが欠けているか分からなくなったときは、絶望的な気分になります笑。

なお、私は定期的に子どもたちと遊びがてら、検品チェックを行っています。

このキットを用いた100人規模の研修実績はコチラです。

SERIOUS PLAY®Starter Kit

Price$36.99

こちらは一人用のセット(219部品)で$36.99です。

5人で行うワークショップならば、×人数分が必要です。

非常に充実した構成で、参加者は部品数の制約を感じずに伸び伸びと作品作りが出来ます。

しかしながら、Window Exploration Bagとともに、同じ種類、同じ数のレゴ部品が入っているため、他人のキットと混ざると取り返しがつかないことになります(涙)。

ゆえに、このキットで作った作品で共有モデルを作ることは出来ません。

SERIOUS PLAY®Identity and Landscape Kit

Price$789.99

こちらは、本格キット(2631部品)となっており、複数人で一緒に使うことが出来ます。

様々なサイズの平板パーツもついており、一番大きなサイズのもの(灰色)も1枚付いています。

これらを使って共有モデル製作もでき、ウォーミングアップ後の本格的なワークはおよそ対応できる構成です。

このキットを用いたコラボイベントの実績はコチラです。

SERIOUS PLAY®Connections Kit

Price$754.99

こちらは「コネクション」という商品名の通り、繋ぎ合わせるための部品が揃ったキットです(2455部品)。実は、参加者全員で共有モデルというモノを作ったあと、さらに作品を付け足していき、作品感をつなぎ合わせ、実際にレゴ作品を動かすことで、課題や要素を分析したりシュミレーションできます。

作品感をつなぎ合わせることで、影響関係が可視化され、机上では到底できないような議論やシュミレーションが可能になるのです。

ただ、実際の研修・ワークショップでこのプロセスまで辿り着くには非常に時間を要するため、省略されるケースも多いです。

専用キットの調達方法

前述の通り、海外販売のみのため、調達する手段は、①共同購入するか、②個人輸入するか、です。特に、Window Exploration Bagは100個セットとなっており、「100個も要らんがな」と言う方も多いと思いますので、ファシリテーター仲間で共同購入するのがおススメです。

方法として、上記2つ以外に輸入代理店に頼む方法もありますが、最近では簡単に個人輸入も出来ますので、ぜひチャレンジしてみてください。

googleで「個人輸入」と検索すれば、個人輸入をサポートしてくれる業者がいくつか出てきますし、業者の比較サイトもあります。

レゴの場合、米国以外に欧州などでもオンラインショップがありますので、時々の為替状況と手数料や送料、そしてリードタイムを調べて、最適な方法を選択されるといいと思います。

もちろん、送料や関税、手数料がかかるので、販売価格プラスαとなり、「レゴって定価でも高いのに・・・」という気持ちはわきますが、そこはもう、グッと飲み込むしかないです。苦笑

以上、ご参考になると幸いです。

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