2023/03/18
レゴ®︎シリアスプレイ®︎によるチームビルディング研修|内容・効果・メリットを紹介
レゴ®︎シリアスプレイ®︎は、研修目的や対象者にに合わせてカスタマイズできることが魅力の一つです。
そんな中でも、最近はメルカリのオウンドメディアで紹介された影響か、「チームビルディング研修でレゴ®シリアスプレイ®を活用したい」というお問合せを多く頂きます。
この記事では、レゴ®︎シリアスプレイ®︎によるチームビルディング研修の概要・メリット・弊社が研修を行った企業様の体験談をお届けします。
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チームビルディングに使える「レゴ®シリアスプレイ®」とは
「レゴ®シリアスプレイ®」の概要
「レゴ®シリアスプレイ®」とは、レゴ®ブロックを用いながら対話を行う研修スタイル、ワークショップです。
受講者は実際に手を動かし、レゴ®ブロックで作り上げた作品を通して自身の頭の中を可視化します。
それにより、本人も気づいていなかった価値観やビジョンが明らかになる効果があります。
チームの対話を活性化させ一体感をもたらすことから、GoogleやTOYOTAなど数多くの世界的企業で導入されている研修です。
一般的なグループワークとの違い
夢中になれる研修が実現する
チームビルディング研修やグループワークの企画担当者の方とお話すると、毎回と言って良いほど以下のような悩みをお持ちです。
- 「仕方なく参加し、受講者の研修へのモチベーションが低い」
- 「研修内容がマンネリ化している」
- 「発言が偏り、全員参加でのコミュニケーションができない」
「レゴ®シリアスプレイ®」では、誰もが一度は見たことがあるレゴ®ブロックを用いるため、受講者にとって参加のハードルが低いという特徴があります。
さらに、実際にブロックを組み立て、遊び感覚を採り入れて研修を進めるため、夢中になって手を動かすうちに4時間以上の研修もあっという間に感じるほど、研修内容に没頭できる仕組みがあります。
受講者の発言が自然と増える
通常の研修でグループワークを行うと、積極的な人や声が大きい人の意見ばかりになってしまいがちです。
しかし、「レゴ®シリアスプレイ®」では、それぞれの受講者が作った作品について発表・質問・意見交換を行います。
そのため、普段は発言が少ない人も自然と周囲の人とコミュニケーションが取れるように設計されています。
チームメンバーの絆が深まる
「レゴ®シリアスプレイ®」は双方向型コミュニケーションを重視した研修です。自分の考えを語り、人の意見に耳を傾け、作品をよく見て、質問に答えるというプロセスを通して、メンバーの意外な一面を知るきっかけになります。
リーダーとしてメンバーにどう関わるべきか、イメージのずれを通常業務でどうやって埋めるべきかというように、研修によってメンバーが普段のコミュニケーションを見直すことで、共通認識や深い絆を持った強いチームづくりに役立ちます。
チームビルディングにおける「レゴ®シリアスプレイ®」のやり方
研修の対象者
「レゴ®シリアスプレイ®」をチームビルディング研修に用いる場合の対象者は様々です。いくつか具体例を挙げると、以下の通りです。
<階層単位>
- 新入社員・若手社員
- 各組織のリーダーやマネージャー
- 部長クラスの管理職、幹部
<組織単位>
- 企業横断 (周年イベント等)
- 事業部やチーム (半期キックオフ等)
- 労働組合(新体制キックオフ等)
<プロジェクト単位>
- ITシステムの発注元&受注先(PJキックオフ)
- 異なる労働組合間(交流イベント)
- 業界団体 参加企業間(交流イベント)
様々な価値観を持つメンバーをまとめ、相互理解を醸成し、協力し合い、一つの目標に向かって進むチーム風土を作り上げるために「レゴ®シリアスプレイ®」はぴったりな研修です。
研修のプログラム例
ビジョン浸透&チームビルディング (所要時間:4時間)
- ①Input学習『脳科学アプローチによる目標設定・達成手法』
- ②Output学習『レゴ®を用いたクイズ形式のビジョンの理解促進』
- ③Output学習『レゴ®シリアスプレイ®による可視化と言語化』
新入社員・若手社員向け (所要時間:3時間)
- ①Input学習『コーチングの知識・ノウハウ のレクチャー』
- ②Output学習『レゴ®シリアスプレイ®による実践』
労働組合の幹部向け (所要時間:1日)
- ①Input学習『座学(コーチング・メンタルトレーニング)』
- ②Output学習『個人の仕事観や価値観(レゴ®シリアスプレイ®)』
- ③Output学習『組織として目指す目標策定(レゴ®シリアスプレイ®)』
オリジナルプログラム構築
LSP×Coachingでの研修は、一律で同じ内容を提供するサービスではありません。ご依頼に対し、最も効果的な研修内容をご依頼者様ごと、異なるご要望に沿う内容をご提案いたします。
レゴ®シリアスプレイ®の進め方
チームビルディング研修の中でのレゴ®シリアスプレイ®は基本的に以下の流れで進行します。
- 「お題」や「問い」を立てる
- 作品を組み立てる
- 作品のストーリーを語る
- 質疑を通じて深堀する
- お互いの作品を持ち寄って「共有モデル」をつくる
特に3.4.にて参加者全員が実施することで、それぞれの価値観を認め合いながら進められる点が、よくあるグループディスカッションにはない特徴です。また、レゴ®作品をつくることから始めるため、通常であれば議論が進みにくいテーマも対応可能です。
「レゴ®シリアスプレイ®」を活用したチームビルディング研修の効果・メリット
全員参加型の研修ができる
「レゴ®シリアスプレイ®」の研修では、ブロックで作った作品をみんなで見て、発表や質問をする時間があります。
通常のグループワークとは異なり、ブロックの作品がコミュニケーションの媒介となるため「ここはどんなイメージで作りましたか?」「なぜ、ここにこのブロックを置いたのですか?」などと質問しやすい雰囲気が生まれます。
あまり話したことがないメンバー同士でも、対話のきっかけがあることによって誰もが平等に発言できる研修が実現します。
フロー状態になることで気付きや学びが深まる
フロー状態とは、目の前のことに完全に集中したときの心理状態を指す言葉です。
フロー状態に入ると、人は普段とは比べ物にならないほどのパフォーマンスを発揮すると言われています。
「レゴ®シリアスプレイ®」研修では、レゴ®ブロックで作品を作る時間がそれにあたります。限られた時間の中、出されたテーマに対して、どのブロックをどう置いて作品を作り上げるか、楽しくも真剣に取り組まなければなりません。
その過程で、テーマに対する自分の隠れた信念やビジョンに気づく効果が期待できます。
他者を理解する気持ちが生まれる
「レゴ®シリアスプレイ®」は、レゴ®ブロックを使って受講者が様々な作品を作り上げます。同じテーマでも、人によって作品の形や色、イメージする内容は様々です。
そこで生まれた違いに注目し、質問・対話を繰り返しながら共通認識を作り上げる作業は、チームでの仕事の進め方に役立つ要素が豊富に詰まっています。
「人によって考え方や感じ方が違う」ということを改めて理解し、相手の意見を尊重しながら良い方向へ進んでいく重要性が学べます。
「レゴ®シリアスプレイ®」を活用したチームビルディング研修の実例
全社横断 ビジョン浸透ワークショップ
研修の目的
- 新たなに定めたビジョンの理解・浸透
- レゴ®作品制作・発表によるじぶんゴト化
- 参加者間のボトムアップ型の議論活性
- 普段接点の少ない、異なる組織間のコミュニケーション向上
新入社員・若手社員向け研修
研修の目的
- 同世代間コミュニケーション機会の提供 (背景:コロナ禍で内定者・同期同士の交流希薄化)
- モチベーション向上・離職防止
- コミュニケーションスキルの学習と実践
- 業務の棚卸とPDCAサイクルの促進
大規模ITシステム開発キックオフMTG
研修の目的
- 会社や組織を跨いだプロジェクトメンバー間の相互信頼醸成
- プロジェクトの目的・ゴールの明確化
- プロジェクトにおける困難の先読みと解決策の準備
「レゴ®シリアスプレイ®」を活用したチームビルディング研修参加者の声
コミュニケーションの活性化に関する参加者の声
双方向でのコミュニケーションに重点の置かれた研修で楽しみながら頭に汗をかき、また、同じリージョンで働く方々のと良いコミュニケーションの機会となりました。
『違いを知る、認める』『ポジティブフィードバック』という過程において、グループメンバーの方だけでなく他のグループメンバーの方とも絆を深める良い機会となりました。今までリモートのみのコミュニケーションでしたが、フィジカルでコミュニケーションさせて頂けた事で、今後のコミュニケーションが取りやすい関係が築けたのではないかと感じております。
レゴというとっつきやすい道具を用いて、あまり接したことが無い人と自然とコミュニケーションを図ることができて良かった。
個人の価値観の共有に関する参加者の声
レゴシリアスプレイの「後付けの説明」によって、常日頃において潜在的に有している認識に改めて気づけた。また、当該認識を部門の異なるメンバーと共有し、やる気や共感などの精神的な部分で同じ方向を向くことができた
仕事でのやりとりや、会社を離れたところでのコミュニケーションなどでは見られなかった同僚の一面を知ることができた。それぞれのメンバーの選ぶ言葉などにも個性を感じ、とても興味深い時間だった。
よく知っていると思っていた相手の意外な一面を見ることができたが、同時に相手をよく知り理解することが如何に難しいかを実感した。より良い組織づくりのために互いを知ることは重要だが、その上で少なくともその組織の心理的安全性を確保するために「適切に褒め合う」ことはすぐに実践できそうだと感じた。
改めて同じ支店のメンバーとの価値観の違いを感じることができ、仕事に対する考え方や個人の捉え方が様々あると改めて感じました。目の前にあるものだけで自分の思う表現をすることの難しさや、個人の考えをまとめ一つにする工夫は仕事にも活かすことのできるスキルであると学ぶことができました。
研修の運営に関する参加者の声
レゴブロックを用いる方法が面白く、単純な講義だけとは違う飽きの来ない研修でした。手を動かして共同作業することで、かえって堅苦しくならない、よりざっくばらんなコミュニケーションが出来たと思っています。
堅苦しいような雰囲気が少なく、メリハリのある研修になったと思います。また、ブロックを使いそこから具体的に考えをまとめて言語化することで、自分の考える能力や伝える能力を見直せるきっかけになると思います。
レゴブロックを用いる方法が面白く、単純な講義だけとは違う飽きの来ない研修でした。手を動かして共同作業することで、かえって堅苦しくならない、よりざっくばらんなコミュニケーションが出来たと思っています。
おわりに
トライアル研修も随時実施しておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせを頂けますと幸いです。
ブログでも概要や講師の選び方や、専用キット、料金について記載しておりますが、実際に動画でも雰囲気を掴んで頂けたらと思います。 もしご興味を持って頂けたら、お気軽にお見積りやオンライン体験のお申込みをよろしくお願い致します。
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